きっかけは一人の看護師との出会い
私たち健康労働支援協会は2018年2月に、
群馬県の病院や介護施設で理学療法士として働く若者5名で発足した一般財団法人健康労働支援協会です。
きっかけは、介護の仕事を通じて腰痛を患い、50歳半ばで手術をした女性のリハを担当した時にその女性が発した言葉でした。
「もっと早く理学療法士の方と出会えて、健康的に動ける方法を教えてもらっていたら、こうにはならなかったと思います」
この言葉を聞き、私たちになにかできることはないか?
その人の想いを次の腰痛に苦しむ人に繋げることはできないか?
と考え、私は仲間の理学療法士を集めて健康労働支援協会を立ち上げました。

↑設立時の3人で某ファミレスで会議した様子
生涯現役をカタチにしたい
健康労働支援協会の理念は
「生涯現役をカタチにする」
若い人もお年寄りも、その人が生きている限り現役(主体的)であり続けることを応援する。
そこで、
まず私たちが叶えたいビジョンは、
日頃、介護に関わっている方々が
「安心・安全な環境で介護の仕事ができ、笑顔でケアのプロとして働き続けられること」。
そこで、私たちは実際に介護現場で働く方々がどんな仕事で身体を痛めやすいかを群馬県や近隣県の介護施設を回り、聞いてみました。
活動で分かった介護現場の問題点

↑ヒアリングと介護職員さん向け勉強会の様子
現場の話を聞く中で、見えてきた現在の介護現場で解決すべき問題。
それは、
自分よりも1周り、2周りも大きい人を当たり前のように持ち上げなければいけない職場環境です!
こんな話をすると
“そうはいっても、介護の仕事はそういうもの”
“身体に悪いことは分かっている。忙しいから
一人で持ち上げざる得ない”
といった反応が介護現場で根強いのが正直な現状です
また、この現状が続く中で、私たちが生活している群馬県で働く介護の方々は
・身体を壊した結果、仕事を休まなければいけない。
・家庭があるのに仕事を辞めざるを得ない状況になってしまった。
・職場はまずます人手不足となり、残ったスタッフにしわ寄せがいき、さらに過酷な労働環境となる
といった不安と戦っている人も少なくありません。
しかし、私たちはそんな今の当たり前を本気で変えたいと思っています。
なぜなら、
介護はお年寄りやその家族からとても感謝され、本当にとてもやり甲斐のある仕事だと思えるからです。
そんな素晴らしい仕事をしている方々が、介護がきっかけで身体を壊して仕事を辞めてしまったり、「介護職は身体的に負担が大きくて大変な仕事だからやりたくない」と思われ、嫌煙されてしまうのはとても勿体無いことだと思います。
ノーリフティングケアが介護現場を働きやすい環境
へと変える
そんな中、私たちは様々な情報を集める中で
介護される側だけでなく、する側も安全で安心な持ち上げない・抱え上げない・引きずらないケア
すなわち、「ノーリフティングケア」を知りました。
「ノーリフティングケア」についてはこちらをご確認下さい⬇️
私たちはノーリフティングケアを取り
入れたい方や施設さまの応援を全力でさせて頂きます!